新・四万十川新聞【日曜版】



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寅次郎の「四万十川の大休日」  第16巻

    男はつらいよ 第49作 (シナリオ:幡多山正太郎 挿絵:久米真未


■場面(10) 旅館の玄関先の電話

 玄関先でダイヤルして東京柴又の家族に電話をする寅さん。
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[台詞]

寅「おお、さくらか、おれだよ、寅だよ、みんな変わりないか。ん?」

 夕食がすんだ後片づけ中の妹さくら[倍賞千恵子]が電話に出て応対。居間にいた他の家族[森川信、三崎千恵子、前田吟]は、「ああ、寅の奴か」との反応でさして関心を示さず。

 「お兄ちゃん 今どこにいるの? しばらく連絡がないからみんなで心配してたのよ。」

寅「今よう、お兄ちゃんは、土佐の高知の四万十川て、とこに草鞋を抜いてるんだい。」
 「まあ 高知県に?」

寅「それがその宿の毛から、フェリ-で九州に渡るつもりがよう。一条さんて、でかい祭りがあるってことを聞いて、今待機しているところよ。いわば大器晩成ってやつよ。」
 「宿の毛ってなあに?」
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寅「あれ、おいら宿の毛て言ったのか。そりゃあ、「すくも」と読むんだぜ、 桜。まあおまえが知らないのも、無理はないけどよ。」と、ささやかな優越感を味わう風。
 「お兄ちゃん、酔っぱらってるみたいね。周りの人に迷惑かけちゃ駄目よ。」

寅「おまえは本当に心配性だな、さくら。じゃあ、電話賃がかかるから、そろそろ切るぜ。」
 「お兄ちゃん、体に気を付けてね。お金は大丈夫ね?」

寅「ああ、じゃあ、おいちゃんや、おばちゃん、みんなによろしく伝えてくれよな、あばよ。」

 寅さんが「♪ 旅のつばくろ、さびしかないかー ♪」と、機嫌良く歌いながら、いそいそと元の席に還ったら、赤ら顔のおやじさんはすでに囲炉裏端に横になって肘を枕に眠っていた。

 女将は食器の後片づけで、台所の流しとテ-ブルの間を忙しく往復し始めた。

 少し飲み足りない思いの寅さんは、妹さくらの声を久しぶりに聞いた安心感も働き、中村の夜の街に繰り出すことにした。

 赤鉄橋には、大勢の花火見物客が群がっていた・・・
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◆ブログ・ワールド   <4月23日ー29日>

■四万十川通信

 ◇四万十川百人一首

■四万十川百人一首(四万・十人一首)

 ◇田中 全(大阪府)
 ◇奥宮武男(高知市)
 ◇笹岡誠子(四万十町)
 ◇小谷貞広(四万十市)
 ◇山原健二郎(本山町)
 ◇沖ななも(埼玉県)
 ◇徳弘 久(高知市)

■四万十川の文化人・小谷貞広(週刊・木曜日配信)

 ◇休刊

■四万十通信(ほぼ週刊・不定期)

 ◇休刊

■バーチャル[こうち自然村](ほぼ週刊・不定期)

 ◇休刊

■土佐の森・救援隊(ほぼ週刊・不定期)

 ◇メルマガ:土佐の森・救援隊 (190号) 
 ◇中川レポート(こうち森林救援隊活動報告) 

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【ポスター】  [第27作]
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 寅次郎  : 渥美 清
 櫻    : 倍賞千恵子
 マドンナ : 松坂慶子
 ロケ地  : 大阪天王寺

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 東大阪の神社の境内で商売をする寅次郎の前に、芸者姿のふみ(松坂慶子)が現れた。

 偶然の巡り合わせに、二人は次第に親しくなり、生駒山へデートに出かける・・・

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◆「男はつらいよ」ポスター展

 バーチャル映画第49作『男はつらいよ 寅次郎の「四万十川の大休日」』の完成を記念してポスター展を開催しています。

 ・日 時 : 当分の間。
 ・場 所 : 四万十市天神橋アーケード街。
 ・主 催 : 四万十川新聞社&四万十川通信社。


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 新・四万十川新聞【日曜版】

  古新聞=『ブログフォーカス(四万十川通信)』

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by tora100s | 2007-04-29 19:43 | 新聞小説

寅次郎の「四万十川の大休日」  第15巻

    男はつらいよ 第49作 (シナリオ:幡多山正太郎 挿絵:久米真未


■場面(9) 旅館での夕食時

 寅さんと老夫婦が食堂で小さな囲炉裏を囲んでいる。他の泊客はなさそう。

 囲炉裏には数本の鮎の塩焼きの串刺しが、炭火であぶられて、いい匂いをさせている。寅さんは風呂上がりのステテコ・腹巻き姿でくつろいで、手長エビのフライや、ゴリの佃煮を肴に一杯やりつつ、宿の亭主[常田富士男]、女将を相手に、談笑している。

 市役所の真智子の勧めたNHKの四万十川ビデオは、既に見終わっている。

 ビデオで紹介されたさまざま漁法に話題が及び、沈下橋を渡って嫁入りをする花嫁談義などがひととおり終わり・・・
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[台詞]

寅「よう、おやじさん。この鮎てのは、前の四万十川で取れたものかい。」
 「そうじゃが、昔から言うたら、随分小そうなったのう。」

寅「昔って、いつ頃だい。」
 「わしがはたち代じゃき、50年ばあ前のことよ。それこそ湧くばあ太い鮎が川じゅうにおってのう、漁師でのうても、女子供でも手づかみで、ほいほい、なんぼでも取れよったものよ。」と、誇張気味に昔を振り返る。

寅「ふふふ、鮎を取りつつ、嫁さん探しも出来たわけだ。で、かみさんも、四万十川で見つけたのかい。」と、酒の勢いで冷やかす風。
 「それよ、妙にけつの格好のえい娘がおると、目をつけてのう。こじゃんと撒き餌をやって、釣り上げたわけよ。」と、亭主。こちらも酒が回り始めたらしく口が軽くなっている。
 「いやちゃ。ふふふ・・・」と、女将。これ以上の、亭主の馴れ初め発言を、照れ笑いしながら封じる風。
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 寅さんそれには構わず、

寅「で、釣った魚に餌はやってんのかい。」と、鮎をかじりながらからかう。
 「やりつづけて50年! 見事に太って、このざまよ。」と、かみさんに顎を振る。

寅「そりゃあよう。幸せ太りてやつよ。」と、誠に都合のいいせりふで、かみさんを優しくかばう。
 「ふふふ、寅さんは餌をやる女の人は、おらんかね。」と、かばってやったにも関わらずいきなり振ってきた。

寅「おれかい、へへへ、 マドロスさんは港々に愛人がおりって言うけどよ、こちとらは船にや乗らねえ陸(おか)の人間よ。お門違いで、ございますと来たもんだ。」と、洒落ぽく軽くかわす。
 「陸といえば、陸惚れってのがあるけんど・・・」と、こちらは皮肉まじりで切り返したが、寅さんはその皮肉が通じたかどうか、

寅「なんせ風来防だからよ、自分の食うオマンマでせい一杯よ。」と付け加える。
 「女は巣作りのためというか、一ヶ所に落ち着く生き方がやっぱりえいみたいぞね。」と、今度はしんみり型で切り込んできた。

 漂泊・ふうてんの魂を持ち、なかなか一ヶ所に落ち着けない寅さんの性分を見事に見抜いている上での口振りに寅さんはややたじたじ。さすがは永年の接客業で磨いた老女将の眼力は鋭い。

寅「こちとらはよう、若いカモメやツバメじゃあるまいし、せっせと巣づくりするてえのは性にあわねえや。」と、軽くいなす。寅さんこの巣づくりの話で急に古巣を思い出し、

寅「おお、そうだ。東京の妹や、おいちゃんに電話しなきゃ。電話借りるぜ。」と、この場を外して立ち上がる。老いの陰り見せ、旅のつばくろは燕尾服でなく、ステテコ姿で電話口に向かった。
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◆ブログ・ワールド   <4月16日ー22日>

■四万十川通信(日刊)  

 ◇四万十川百人一首

■四万十川百人一首(週刊・火、金曜日配信)

 ◇伊藤友喜(香川県)
 ◇川島二三子(四万十市)

■四万十川の文化人・小谷貞広(週刊・木曜日配信)

 ◇休刊

■四万十通信(ほぼ週刊・不定期)

 ◇休刊

■バーチャル[こうち自然村](ほぼ週刊・不定期)

 ◇休刊

■土佐の森・救援隊(ほぼ週刊・不定期)

 ◇メルマガ:土佐の森・救援隊 (189号) 
 ◇中川レポート(こうち森林救援隊活動報告) 

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【ポスター】  [第26作]
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 寅次郎  : 渥美 清
 櫻    : 倍賞千恵子
 マドンナ : 伊藤蘭
 ロケ地  : 北海道奥尻島

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 仲間の墓参りのため奥尻島に渡った寅次郎は、その娘すみれ(伊藤蘭)に出会う。

 「東京で働きながら勉強したい」と訴える彼女。寅次郎は「まかせておけ」とばかりに連れ帰る・・・

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 新・四万十川新聞【日曜版】

  古新聞=『ブログフォーカス(四万十川通信)』

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by tora100s | 2007-04-22 20:03 | 新聞小説

寅次郎の「四万十川の大休日」  第14巻

    男はつらいよ 第49作 (シナリオ:幡多山正太郎 挿絵:久米真未

■場面(8) ひなびた古風な、ある旅館の玄関先・その2

 旅館の玄関先で分かれる二人。
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[台詞]
 
寅「いい子だねぇ~」と、玄関先で遙か後ろ姿が見えなくなるまで見送りながら女将に同意を求める。
 「そうですよ。今時珍しく礼儀正しくてやさしい子ですよ。私の遠い親戚筋にあたる子じゃけんど、なかなか気に入った若い衆が居らいでね。まだ独身なんだじゃけんど、あたしの世話した縁談も、なかなか気にいらんでねぇ・・今は短歌が恋人みたいなもんじゃねぇ。」

 寅さん『独身・縁談・恋人』のキイワードのたびに、ピクッと眉のあたりが反応を示すが、女将には気づかれないように、さりげなく「ふーん、そうかい、あの子の作ったサラダを一度食ってみたいねぇ。」と、女将が理解できないことを承知で言う。

 女将は予想どおりの反応で、「サラダねぇ~」とやや首をかしげながら寅さんを二階の部屋へ案内する。
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寅「それが、おいらの記念日になる段取りよ、ときたもんだ。」と一人悦に入る。

 浮ついた気持ちのため、階段を踏みはずしそうになる。

 偶然の出会いから始まった真智子の職業的サービスを、自分に向けられた好意のようだと単純に誤解した寅さんの小さなつまずきの始まりだった。

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◆ブログ・ワールド   <4月9日ー15日>

■四万十川通信(日刊)  

 ◇ゴルゴ13の墓を四万十川に・・・【おまけ】

■四万十川百人一首(週刊・火、金曜日配信)

 ◇伊藤香代子(香川県)

■四万十川の文化人・小谷貞広(週刊・木曜日配信)

 ◇短歌と俳句(老いの二人)

■四万十通信(ほぼ週刊・不定期)

 ◇時の人:久米真未氏

■バーチャル[こうち自然村](ほぼ週刊・不定期)

 ◇休刊

■土佐の森・救援隊(ほぼ週刊・不定期)

 ◇メルマガ:土佐の森・救援隊 (188号) 
 ◇中川レポート(こうち森林救援隊活動報告) 
 ◇会員だより(橋詰会長の「四方山話」) 

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【ポスター】  [第25作]
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 寅次郎  : 渥美 清
 櫻    : 倍賞千恵子
 マドンナ : 浅丘ルリ子
 ロケ地  : 沖縄、長野軽井沢

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 沖縄の基地で唄っていたリリーが急病で入院。

 病床から寅次郎宛の手紙で「死ぬ前に一目逢いたい」慌てた寅次郎は、大の苦手の飛行機に飛び乗り・・・

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 新・四万十川新聞【日曜版】

  古新聞=『ブログフォーカス(四万十川通信)』

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by tora100s | 2007-04-15 19:21 | 新聞小説

寅次郎の「四万十川の大休日」  第13巻

    男はつらいよ 第49作 (シナリオ:幡多山正太郎 挿絵:久米真未)

■場面(8) ひなびた古風な旅館の玄関先・その1

 近くの四万十川の河原から「スイカ割り」の探偵団イベントに遊び呆ける児童の声が響いてくる。

(おっと、季節が設定と全く違うか・・・写真の都合上、ご容赦を。K監督。)
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【編集者注】メガホンをとるK監督が謝るシーンを挿入。ちなみにK監督は、黒沢明監督ではない。ん?


 寅さんを連れた木俵真智子がA旅館のガラス戸をガラガラと開けて中に入る。玄関先や上がり口はよく磨かれ、掃除も行き届いて清潔に保たれている。

 そろそろ午後の陽は傾き、コンクリートのたたきには斜めに陽光が差している。

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[台詞]

 「おばちゃーん。おる~?、市役所の真智子です!」と奥の方へ声をかける。

 奥の方から「はーい」と年寄りの声がし、さっぱりした和服姿で小太りのおばさん[赤木春恵]がエプロン掛けで現れる。

 「真智子さんかね。おとどしいねえ。元気じゃったかね。今日は役所はお休みかね。」と、言いつつ、上がりかまちに座る。
 「はい、今日は東京のお客さんを、案内してきました。車寅次郎さんとおっしゃる方です。」

寅「どうも、一宿一飯のお世話になりやす。」と、帽子に手をやり軽く会釈する。 
 「いらっしゃいませ ずいぶん遠くから来られてさぞやお疲れでしょう。」と、寅さんをそれとなく観察する。足元の雪駄履きには、やや長めに視線が止まった。

寅「いえいえ、いたって体は丈夫にできておりましてね。どこでも眠れる器用さも持ち合わせておりやす。さっきも橋の下で、いやそのその沈下橋の下の船の上でこちらのお嬢さんの子守歌を聞きながら、ウトウトとして疲れがすっかり取れたんですよ。」
 「あら、私の短歌を子守歌だなんてひどい寅さん。」と、かわいく非難する素振りを見せつつ、「じゃあ寅さん、私はこれで失礼しますね。おばちゃん、よろしくね。」
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寅「あっ、どうもありがとさんでしたね」
 「真智子さん、お世話さまね。お父さんお母さんによろしくね。」
 「はーい。ああ、そうだ寅さん、私市役所の一階の観光課にいますから、市内の観光のこと何でもいいから、問い合わせてくださいね。そうだ、それからおばちゃん、あのNHKの四万十川のビデオを寅さんに、後で見せてあげてね。私の観光ガイドの説明不足をそれで補うの。」と、玄関口で振り返りつつ言う。

寅「NHKの四万十川ビデオ? そりゃ楽しみだ、じゃあどうもわざわざのご案内、お世話になりやしたね。真智子さん。」と、親しさを女将同様の親戚気分のファ-ストネ-ム呼びで表現しようとする。

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【編集者注:何で、四万十川の満開の桜(19.4.5)の写真なのか?この映画、季節感が点でバラバラ・・・、あえて、こじつけると、このあと、宿屋から寅さんが柴又の「さくら」に電話するシーンがあるから?写真提供は四万十川新聞社。】

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◆ブログ・ワールド   <4月2日ー4月8日>

■四万十川通信(日刊)  

 ◇四万十川漫画大会(45作品展示中)
 ◇ゴルゴ13の墓を四万十川に・・・【第13回】(最終回)
 ◇竜馬が四万十川にゆく・其の7(最終回)
 ◇四万十の文芸・春秋 (16編公開中)
 ◇四万十川物語(16話まで掲載中)
 ◇シンポ&フォーラム(7回のあらまし) 
 ◇四万十川新聞【日曜版】(全ての古新聞が閲覧可能!)

■四万十川百人一首(週刊・火、金曜日配信)

 ◇四万・十人一首?

■四万十川の文化人・小谷貞広(週刊・木曜日配信)

 ◇今週はお休み

■四万十通信(ほぼ週刊・不定期)

 ◇四万・十人一首

■バーチャル[こうち自然村](ほぼ週刊・不定期)

 ◇「四万十川新聞社」からのお知らせ

■土佐の森・救援隊(ほぼ週刊・不定期)

 ◇メルマガ:土佐の森・救援隊 (187号) 
 ◇中川レポート(こうち森林救援隊活動報告) 

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【ポスター】  [第24作]
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 寅次郎  : 渥美 清
 櫻    : 倍賞千恵子
 マドンナ : 香川京子
 ロケ地  : 和歌山・京都西陣

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 柴又の家に居候する外人マイケル。

 その通訳に女子大生のめぐみとその母親圭子(香川京子)がやってきて何かと世話を焼いてくれる。

 寅次郎は、圭子の美しさに一目惚れ・・・

                           ポスターは四万十川新聞社蔵

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 新・四万十川新聞【日曜版】

  古新聞=『ブログフォーカス(四万十川通信)』
  壁新聞=『県庁ぷらっとこうち版・四万十川新聞』

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by tora100s | 2007-04-08 11:32 | 新聞小説

寅次郎の「四万十川の大休日」  第12巻

    男はつらいよ 第49作 (シナリオ:幡多山正太郎 挿絵:久米真未)

■場面(7) 屋形船・沈下橋へ・その2

 木俵真智子は、自らの短歌が寅さんに与えた下俗的反応や橋梁工学的名称変更の経緯は知る由もないながらも、満更でない風。

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[台詞]

 「この四万十川は今はおとなしそうにさらさら流れていますが、大雨の時とかはすごい水量が上流から流れて来て、こわい位に水かさが増すんですよ。私も沈下橋のたもとで危ない思いをしたことがあります。」

寅「へ~、そうなんですか。こんなかわいい川が・・・」と、水位が上がった時の四万十川の状態に想像力をめぐらすように岸辺の木々や、沈下橋の橋桁、橋脚の装いに目をやるのであった。

 今は穏やかな四万十川の流れから、増水時の暴れ河川ぶりを想像するのは寅さんならずとも難しいことかも知れない。

 母なる四万十川が時に見せる厳しい別の一面であった。

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 「ところで寅さん。今日のお宿は決まっているのですか?」

寅「まだでござんすが・・・」
 「それじゃあ、私の知っている旅館をご紹介しましょうか。」

寅「それはありがたいんですが・・・」と言いよどむ。
 「あらっ そんなホテルとか高級なところではなくて、年寄夫婦が細々とやっている古い日本旅館なんですけど・・・」
 
 寅さんの懐具合をいつの間にか察したらしい真智子は、安い宿を紹介してくれる気の使い方を見せる。

 寅さんは寅さんで貧乏人に見られたのかと変な気を回してしまう風ながらも、笑顔の真智子の親切さについついつらされて、表情を無理に明るく変えて「じゃあお願いしょうかな~」と、甘たれた調子はずれの返事をする。

 やがて屋形船は遊覧を終え、川岸に着いて二人は上陸する。下船するとき、真智子に手を差し出す寅さんは、にやけ顔である。

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◆ブログ・ワールド   <3月26日ー4月1日>

■四万十川通信(日刊)  

 ◇四万十川漫画大会『寅さん・8』

  第1回・『四万十川漫画大会』が終了。

 ◇ゴルゴ13の墓を四万十川に・・・【第12回】
 ◇竜馬が四万十川にゆく・其の6
 ◇四万十の文芸・春秋 『さようなら四万十川(山頭火)』編

  『四万十の文芸・春夏』が終了。

 ◇四万十川物語(第16話) 開高健氏

  『四万十川物語』(リレーエッセー)が終了。

 ◇シンポ&フォーラム(7) 

  特集『シンポ&フォーラム』が終了。

 ◇四万十川新聞【日曜版】古新聞(18年12月)

  『四万十川新聞【日曜版】』が終了。
 (『新・四万十川新聞【日曜版】』がスタートしています!)

■四万十川百人一首(週刊・火、金曜日配信)

 ◇篠田福美(四万十市)
 ◇中山義治(埼玉県)
 ◇西内燦夫(四万十市)
 ◇四万十川新聞社主
 ◇橋本大二郎(高知市)
 ◇松本 誓(四万十市)

  『四万十川百人一首』が完成!

■四万十川の文化人・小谷貞広(週刊・木曜日配信)

 ◇ふるさと(四万十川の歌碑)

■四万十通信(ほぼ週刊・不定期)

 ◇特集:限界集落(大野晃氏)
 ◇特集:限界集落(大野晃氏)・最終回

  高知県庁発信版の『四万十通信』が終了!

■バーチャル[こうち自然村](ほぼ週刊・不定期)

 ◇「四万十通信」のこと

■土佐の森・救援隊(ほぼ週刊・不定期)

 ◇メルマガ:土佐の森・救援隊 (185号) 
 ◇田植隊員の「プランテーションプレイス」 

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【ポスター】  [第23作]
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 寅次郎  : 渥美 清
 櫻    : 倍賞千恵子
 マドンナ : 桃井かおり
 ロケ地  : 北海道支笏湖

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 北海道を旅する寅次郎。

 そこで知り合ったのは一人で北海道を巡っていたひとみ(桃井かおり)だった。

 聞けば、数日後に結婚を控えているという・・・

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◆「男はつらいよ」ポスター展

 バーチャル映画第49作『男はつらいよ 寅次郎の「四万十川の大休日」』の完成を記念してポスター展を開催しています。

 ・日 時 : 平成18年1月より当分。
 ・場 所 : 四万十市中村天神橋アーケード街
 ・主 催 : 四万十川新聞社&四万十川通信社
 ・詳 細 : 四万十川新聞社へメールで。 

四万十川新聞社【メール】(問い合わせ、四万十川新聞購読申し込み。)
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 新・四万十川新聞【日曜版】

  古新聞=『ブログフォーカス(四万十川通信)』
  壁新聞=『県庁ぷらっとこうち版・四万十川新聞』

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by tora100s | 2007-04-01 07:21 | 新聞小説


新聞小説(寅次郎の「四万十川の大休日」)を連載します。
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