新・四万十川新聞【日曜版】



2007年 05月 27日 ( 1 )


寅次郎の「四万十川の大休日」  第20巻

    男はつらいよ 第49作 (シナリオ:幡多山正太郎 挿絵:久米真未

■場面(12) 四万十市立図書館・その2

 図書館の室内。
f0126949_20151180.jpg

 テ-ブルに座り、万葉集のペ-ジをパラパラと小難しい顔をしてめくる寅さんの姿がある。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[台詞]

寅「よし! これだ、これにしょう。」と、やおらメモを取る。

 「なんだなんだ、夏の野の茂みに咲ける白百合の知らえぬ恋は苦しきものを、と来たもんだ。あいつの思いもまあこんなもんだろう。」とつぶやく。

 それは、ひっそりと片思いの恋心を詠った女流歌人の歌であったが、知らず知らずの内に自らの思いも反映していたようだが、寅さんはそこまでは、はっきりとは意識していない・・・。

 そこへ、幼稚園児くらいの小さな女の子が、物怖じせずに近寄ってきて寅さんに話し掛ける。変わった帽子をかぶり、異相の服装はやはり小さな女の子の好奇心をも刺激したものと見える。 
「おんちゃん 何を書きゆうが。」
f0126949_2012728.jpg


寅「これはね、好きな人に気持ちを伝える言葉を書いてんだよ。」
 「じゃあラブレターね。」

寅「うーん、まあそうだねぇ。」
 「あたし、もらったことあるよ。けんちゃんから。」

寅「えっ、そりゃすごいじゃないか。」と、侮れない風に、一応は見ておいて「で、けんちゃんはなんて書いてあったんだい。」と、真面目に聞く。
 「秘密! 教えてあげない。おかあさんにも話してないんだから。」

寅「へへへ、まさか、大人になったら結婚しようなんて・・」と、茶化した途端、
 「えー、 おじさん、どうしてわかったのー。」と、まさかの反応。

 寅さんさすがに唖然として少女を見つめるのみ・・・。ナイーブになっているところへ、このやり取りはちょっと効いた。(子どもは、元気が一番!)
f0126949_20135211.jpg


****************************
[広告]

◆ブログ・ワールド   <5月21日ー27日>

■四万十川通信

 ◇寅次郎の「四万十川の大休日」第3巻
 ◇特集:限界集落(大野晃氏)

■四万十川百人一首(四万・十人一首)

 ◇多田美津子(東京都)
 ◇山原健二郎(高知市)
 ◇岡村啓佐(高知市)

■四万十川の文化人・小谷貞広(週刊・木曜日配信)

 ◇休刊

■四万十通信(ほぼ週刊・不定期)

 ◇四万十川博物館(年中無休、入館無料)

■バーチャル[こうち自然村](ほぼ週刊・不定期)

 ◇こうち森林救援隊活動報告・その2

■土佐の森・救援隊(ほぼ週刊・不定期)

 ◇メルマガ:土佐の森・救援隊 (194号) 
 ◇中川レポート3(こうち森林救援隊活動報告) 
 ◇中川レポート4(こうち森林救援隊活動報告) 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ポスター】  [第31作]
f0126949_2012535.jpg
 寅次郎  : 渥美 清
 櫻    : 倍賞千恵子
 マドンナ : 都はるみ
 ロケ地  : 新潟佐渡島、
        北海道羊蹄山

**********

 新潟の港で出会った女性と漁船で佐渡島に渡ることになった寅次郎。

 何かに思い悩む女性、実は公演の途中で失踪した演歌の女王・京はるみ、だった・・・

○o。..。o○○o。..。o○○o。..。o○○o。..。o○○o。..。o

 新・四万十川新聞【日曜版】

  古新聞=『ブログフォーカス(四万十川通信)』

○o。..。o○○o。..。o○○o。..。o○○o。..。o○○o。..。o
[PR]
by tora100s | 2007-05-27 20:13 | 新聞小説


新聞小説(寅次郎の「四万十川の大休日」)を連載します。
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
四万十(しまんと)☆高知..
from ブログの杜-お気に入りブログ..
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧