新・四万十川新聞【日曜版】



2007年 04月 29日 ( 1 )


寅次郎の「四万十川の大休日」  第16巻

    男はつらいよ 第49作 (シナリオ:幡多山正太郎 挿絵:久米真未


■場面(10) 旅館の玄関先の電話

 玄関先でダイヤルして東京柴又の家族に電話をする寅さん。
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[台詞]

寅「おお、さくらか、おれだよ、寅だよ、みんな変わりないか。ん?」

 夕食がすんだ後片づけ中の妹さくら[倍賞千恵子]が電話に出て応対。居間にいた他の家族[森川信、三崎千恵子、前田吟]は、「ああ、寅の奴か」との反応でさして関心を示さず。

 「お兄ちゃん 今どこにいるの? しばらく連絡がないからみんなで心配してたのよ。」

寅「今よう、お兄ちゃんは、土佐の高知の四万十川て、とこに草鞋を抜いてるんだい。」
 「まあ 高知県に?」

寅「それがその宿の毛から、フェリ-で九州に渡るつもりがよう。一条さんて、でかい祭りがあるってことを聞いて、今待機しているところよ。いわば大器晩成ってやつよ。」
 「宿の毛ってなあに?」
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寅「あれ、おいら宿の毛て言ったのか。そりゃあ、「すくも」と読むんだぜ、 桜。まあおまえが知らないのも、無理はないけどよ。」と、ささやかな優越感を味わう風。
 「お兄ちゃん、酔っぱらってるみたいね。周りの人に迷惑かけちゃ駄目よ。」

寅「おまえは本当に心配性だな、さくら。じゃあ、電話賃がかかるから、そろそろ切るぜ。」
 「お兄ちゃん、体に気を付けてね。お金は大丈夫ね?」

寅「ああ、じゃあ、おいちゃんや、おばちゃん、みんなによろしく伝えてくれよな、あばよ。」

 寅さんが「♪ 旅のつばくろ、さびしかないかー ♪」と、機嫌良く歌いながら、いそいそと元の席に還ったら、赤ら顔のおやじさんはすでに囲炉裏端に横になって肘を枕に眠っていた。

 女将は食器の後片づけで、台所の流しとテ-ブルの間を忙しく往復し始めた。

 少し飲み足りない思いの寅さんは、妹さくらの声を久しぶりに聞いた安心感も働き、中村の夜の街に繰り出すことにした。

 赤鉄橋には、大勢の花火見物客が群がっていた・・・
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【ポスター】  [第27作]
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 寅次郎  : 渥美 清
 櫻    : 倍賞千恵子
 マドンナ : 松坂慶子
 ロケ地  : 大阪天王寺

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 東大阪の神社の境内で商売をする寅次郎の前に、芸者姿のふみ(松坂慶子)が現れた。

 偶然の巡り合わせに、二人は次第に親しくなり、生駒山へデートに出かける・・・

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◆「男はつらいよ」ポスター展

 バーチャル映画第49作『男はつらいよ 寅次郎の「四万十川の大休日」』の完成を記念してポスター展を開催しています。

 ・日 時 : 当分の間。
 ・場 所 : 四万十市天神橋アーケード街。
 ・主 催 : 四万十川新聞社&四万十川通信社。


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by tora100s | 2007-04-29 19:43 | 新聞小説


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